白内障手術
高血圧や糖尿病などの持病があっても白内障手術は受けられますか。注意点などを教えてください。
Q:高血圧や糖尿病などの持病があっても白内障手術は受けられますか。注意点などを教えてください。
A:高血圧、糖尿病があっても手術は受けられます。しかし、重症だと白内障手術を受けれない時もあります。また、白内障が強く、視力が著しく低い場合や、網膜症の治療を優先しなければならないときは、重傷の場合でも手術をすることもあります。
手術となると緊張する方が多く、それに伴い術中の血圧も上昇します。降圧剤を内服している方でも、術中血圧が200を超える方も見受けられます。白内障手術自体は10分程度で終わる手術ですが、時に難易度が高いと、それ以上の時間がかかることもありますので高血圧はやはりリスクです。ただ、高血圧は手術中の点滴で降圧剤を注入し対応もできるので、それほど術前に厳格な血圧管理は不要です。
対して、糖尿病は厳格なコントロールが必要になります。空腹時血糖値ではなく、HbA1C（ヘモグロビンエーワンシー）の値が大切です。このHbA1Cが8.0%以上あると術後の炎症が強くなったりするので、8.0以下にコントロールしてからの手術が一般的に望ましいです。HbA1Cは数か月前の糖尿病の状態の指標なので、内科医にも相談が必要です。八王子友愛眼科では毎週水曜日に糖尿病内科も行っておりますので、お悩みの方は一度ご相談ください。
